@article{oai:kindai.repo.nii.ac.jp:00005234, author = {飯高, 勇之助}, issue = {4}, journal = {近畿大学農学部紀要, Memoirs of the Faculty of Agriculture of Kinki University}, month = {Jan}, note = {[要約]巾着網漁具の起源は地曳網にもとめるのが妥当のように思われる。地曳網が遠浅の砂地海岸ばかりで使われず、岩礁地帯の沖合でも使われるようになると網裾が海底をはう漁法は好ましくなく、水中で網裾を閉じて魚を抱括する考えが必然的に考案されたに違いない。かくして地曳網は枝分れをして船曳網、八田網、縫切網、縛網さらには揚操網へと発達したと考える。網裾に環をつけ、それらに網を通して網を引くことによって網裾締括を行う方法は1826年にノールウェー人によって開発されたと一般には云われているが、わが国の伊豆七島方面で使われている古い型の網にこの趣向があるのは興味深い。外国、とくに北米で発達した巾着網は魚捕部が身網の一方に寄った片手網であったのに対し、わが国では身網の中央に魚捕部がある両手網が中心的に発達されてきたことも興味深い。今日、わが国巾着網は合成繊維材料で構成され、各種の漁撈機械の併用によって操業されているが、これは北米巾着網の影響によるところが大きい。, 要約は「クェートの漁具」(p.185-190)の末尾に掲載, application/pdf}, pages = {179--184}, title = {わが国巾着網漁具の歴史と現状}, year = {1971}, yomi = {イイタカ, ユウノスケ} }