@article{oai:kindai.repo.nii.ac.jp:00020920, author = {奥野, 洋子}, journal = {近畿大学心理臨床・教育相談センター紀要}, month = {Mar}, note = {[要旨]本研究は,大人向けの絵本の読み聞かせ体験によるリラックス効果について,感情を扱う個人の能力である情動知能の観点から検討した。大学生44人を対象に大人向けの絵本の読み聞かせを行った。読み聞かせの前に感情と情動知能を測定し,読み聞かせ後に感情を測定した。感情の測定には「現在感情気分測定20」(福島ら,2005),情動知能の測定には日本版ESCQ(Emotional Skills &Competence Questionnaire;豊田ら,2005)を用いた。情動知能の高さによって読み聞かせ前後の感情に変化があるかを2要因分散分析で検討した。その結果,読み聞かせ前よりも後の方が,肯定的感情は有意に高く,否定的感情は有意に低かった。次に,読み聞かせ後の感情と情動知能との関連があるかを,読み聞かせ前の感情を統制変数にした偏相関分析を行った。その結果,感情をコントロールする力と読み聞かせ後の否定的感情と有意な負の相関があった。以上より,絵本の読み聞かせ体験によるリラックス効果が明らかになった。さらに,リラックス効果に感情をコントロールする力が関わっていることが示された。, application/pdf}, pages = {1--13}, title = {〈論文〉大学生に対する絵本の読み聞かせによるリラックス効果の検討―情動知能との関連について―}, volume = {4}, year = {2020}, yomi = {オクノ, ヨウコ} }