@article{oai:kindai.repo.nii.ac.jp:00020155, author = {丹羽, 幸司 and 織田, 裕行 and 石井, 慧 and 康, 純 and 諸富, 公昭 and 磯貝, 典孝}, issue = {1-2}, journal = {近畿大学医学雑誌, Medical Journal of Kindai University}, month = {Jun}, note = {[抄録]性同一性障害(Gender Identity Disorder, GID)は,Female to Male(FTM)と Male to Female(MTF)に大別される.MTF患者に手術治療を行う場合,その精神医学的な特性から,医療側として特別な対応が必要と考えられる.ロールシャッハ・テストに基づく分析によれば,MTFは,FTMに比較して情緒的に不安定であり,悲観的な自己イメージ,逸脱した思考を持つ傾向にあることがうかがわれる.このMTFの精神医学的な特性を鑑み,手術適応の判断においては慎重な医療体制を整える必要があると考える.日本精神神経学会の「性同一性障害の診断と治療のガイドライン」に則した身体治療適応判定会議で手術治療の承認が得られている患者であっても,GIDに精通した精神科医の外来診察を設けて検討し,場合によっては身体的治療を行う前に精神療法を行うことが重要であると考えられる.そのうえで身体治療医から十分過ぎるインフォームドコンセントを行い,それでもなお手術治療を受けたいと希望する患者を受け入れるべきである.GID患者を受け入れるに際して,特にMTF患者の望ましくない特性を引き出すことのないように,きめの細かい病院対応が求められる.加えて,身体治療を行う医師,特に外科医としての心構えを考え続けたい., application/pdf}, pages = {9--15}, title = {〈総説〉性同一性障害患者の受け入れについて―MTF(Male to Female)特性に基づく医療側の対応―}, volume = {44}, year = {2019}, yomi = {ニワ, コウジ and オダ, ヒロユキ and イシイ, ケイ and モロトミ, タダアキ and イソガイ, ノリタカ} }