@article{oai:kindai.repo.nii.ac.jp:02001219, author = {清水, 隆司}, issue = {1}, journal = {近畿大学医学雑誌, Medical Journal of Kinki University}, month = {Jun}, note = {末梢神経損傷後の変性過程及び再生過程における毛様体神経栄養因子 (ciliary neurotrophic factor : CNTF)の発現について,本邦における報告は見られない.諸外国においては,挫滅もしくは切断一再吻合モデルを用いた分子生物学的研究が幾らか見られるが,CNTFの発現の見られるSchwann cellの詳細な形態や,如何なる時期及びaxonとの相互関連において発現するのかに注目した詳細な報告は見られない.そこで,CNTF発現とmyelinated axon及びSchwann cellの形態的所見を,光顕的及び電顕的,免疫組織学的,そして計測的に観察し検討を行った.ラットの坐骨神経を切断後,空管移植モデルを作成し,術後2,5,7日,2,3,4週,2,4ケ月目に,空管内の再生神経を含む約3cmの神経を採取した.切断後2日~1週にかけて,変性所見を呈するmyelinated axonでは,Schwann cell以外にもaxonにCNTFの陽性像が見られた.また,切断後3週で空管内が架橋され,切断後4週で空管内の再生神経には細いmyelinated axonが散見されるようになり,その外周に見られるmyelin-related Schwann cellの胞体にCNTFを発現するものが見られた.それらmyelinated axonをCNTF陽性とCNTF陰性のものに分け,各々のmyelinated axonについて組織計測的に検討したところ,myelinの厚さが0.27μm以上,myelinated axonの太さが1.65μm以上の再生有髄神経のmyelin-related Schwann cellの胞体に有意にCNTF陽性像が認められた.中でもaxonの太さよりmyelinの厚さとの関与がより強く示唆された., 本文データはCiNiiから複製したものである。}, pages = {29--42}, title = {末梢神経再生時のCiliary neurotrophic factor (CNTF)発現に関する実験的形態学的研究}, volume = {22}, year = {1997} }