@article{oai:kindai.repo.nii.ac.jp:00019931, author = {坂口, 好秀}, issue = {3-4}, journal = {近畿大学医学雑誌, Medical Journal of Kindai University}, month = {Dec}, note = {[抄録]高血圧治療ガイドラインに示されている厳格な減塩(6g/日未満)の必要性をエビデンスから検討した.減塩による降圧は6g/日未満の厳格な減塩でさらなる効果が得られることが多くの論文で報告されている.しかしながら心血管イベントリスク軽減の観点からは6g/日未満の厳格な減塩はさらなるリスク軽減効果を示す報告と,かえって心血管イベントリスクが増大するいわゆるU型現象を示す報告がある.U型現象を示す文献は厳格な減塩の心血管イベントリスクの増大には降圧の効果を上回る RAS 系の亢進等の悪影響が関与しているとしている.慢性腎臓病においても全心血管イベント,脳卒中では食塩摂取量と心血管イベントとの関係は有意な直線関係であったが,うっ血性心不全では有意な非直線関係であり,U型現象傾向があるという報告がある.心不全においても 6.35 g/日未満の厳格な減塩ではむしろ有意に心不全による入院を増加させてしまうという報告がある.そして,厳格な減塩の実現可能性をみた研究では定期的な指導を行っても厳格な減塩を継続することは困難であるという.以上から厳格な減塩にはその悪影響が有効性を上回る場合がある可能性があり注意が必要である., application/pdf}, pages = {127--133}, title = {〈オピニオン〉厳格な減塩は本当に必要なのか}, volume = {43}, year = {2018}, yomi = {サカグチ, ヨシヒデ} }