@article{oai:kindai.repo.nii.ac.jp:00019930, author = {井内, 友美}, issue = {3-4}, journal = {近畿大学医学雑誌, Medical Journal of Kindai University}, month = {Dec}, note = {[抄録]骨膜は優れた骨形成能を持ち,骨再生する上で重要な役割を担う組織であるが,骨膜についての詳細な研究は少ない.そこで本研究では,異なる部位から採取された骨膜が骨・軟骨の成熟過程に及ぼす影響について検討した.ヒトの指節骨型テンプレートを用いて,ヒト指節骨型生分解性3次元足場(HA P( LA/CL))を調製し,仔ウシの4つの部位(頭蓋,下顎,橈骨,および腸骨)から採取した骨膜を縫着して指骨モデルを作成した後,関節軟骨領域(軟骨細胞/PGA 複合体)を縫合して,人工指骨 関節モデルを作製した.このモデルをヌードマウスの皮下に移植後10週および20週での骨膜が骨及び軟骨再生に及ぼす影響について,肉眼的,放射線学的,組織学的および免疫組織化学的に評価した.骨膜下に局在する石灰化は経時的に進行し,頭蓋骨群,橈骨群,および腸骨群では,移植後20週目に,指骨部の内部に石灰化領域の著明な拡大を認めた.短軸方向の幅は,頭蓋骨群では経時的に増加する傾向があり,一方,長軸方向の長さは,橈骨群と腸骨群で増加し,最も橈骨群で増加していた.関節軟骨の厚さは骨膜の種類に応じて経時的に変化し,橈骨群と腸骨群より採取した骨膜は,軟骨の成熟過程に密接に関与し,移植後20週目において橈骨群で最も減少していた.これらの結果は,橈骨から採取した骨膜が,指節骨および関節の再生を誘導する優れた能力を有することを示唆した., application/pdf}, pages = {117--126}, title = {〈原著〉ヒト指骨‐関節モデルの再生誘導における骨膜の採取部位差の影響}, volume = {43}, year = {2018}, yomi = {イウチ, トモミ} }