@article{oai:kindai.repo.nii.ac.jp:00019454, author = {福田, 智一}, issue = {1-2}, journal = {近畿大学医学雑誌, Medical Journal of Kindai University}, month = {Jun}, note = {[抄録]背景:生分解性素材による人工神経は,未だ自家神経の治療成績に及ばない.そこで,塩基性線維芽細胞増殖因子(bFGF)徐放化システムを人工神経の移植時に併用し,神経再生誘導を検討した.方法:ELISA 法を用いてbFGF 徐放化システムの徐放特性について,bFGF 量の経時的変化を測定し検討した.次に,ラットの坐骨神経欠損モデルを作成し,人工神経を移植した後にチューブ周囲にbFGF 徐放化システムを併用した.人工神経のみを移植した群をコントロールとした.移植後2週,4週,8週,20週にて標本摘出し,組織学的検索,免疫組織学的検索および透過型電子顕微鏡の画像解析を実施し,神経再生誘導能を検討した.結果:bFGF 徐放化システムでは,観察期間[2週間]において一定量のbFGF が持続的に徐放されていた.人工神経にbFGF 徐放化システムを併用した場合,血管内皮細胞の遊走距離は伸長し,新生血管数は増加した.さらに,その後のシュワン細胞の遊走距離および軸索の成長距離はともに伸長した.軸索数及び軸索総面積の画像解析結果から経時的に神経成熟度も同時に高まることが判明した.結論:bFGF 徐放化システムは人工神経の再生時に関与する血管内皮細胞およびシュワン細胞の両細胞群に対して促進的に作用し,人工神経の再生誘導能を向上させる上で有用であることが示唆された., application/pdf}, pages = {31--46}, title = {〈原著〉生分解性人工神経の神経再生における塩基性線維芽細胞増殖因子(bFGF)徐放化システムの有用性}, volume = {43}, year = {2018}, yomi = {フクダ, トモカズ} }