@article{oai:kindai.repo.nii.ac.jp:00019222, author = {王, 竹}, issue = {2}, journal = {近畿大学教養・外国語教育センター紀要. 外国語編, Kindai university center for liberal arts and foreign language education journal. Foreign Language edition}, month = {Nov}, note = {[抄録]曹雪芹は『紅楼夢』第六十三回において、范成大「重九日行営寿蔵之地」詩を高く評価する場面を描くことで、荘子の世界を称賛しようとした。曹雪芹はこの詩を通じて荘子の人生観を『紅楼夢』に取り込み、読者に示したのである。この范成大の詩は荘子の死生観に共感する王梵志の「無題」詩二首を踏まえて詠まれた詩であり、王梵志「道情詩」も荘子の世界を謳歌する詩であった。『紅楼夢』第一回・第五回の詩詞まさに荘子の世界への憧れを詠んでおり、曹雪芹は自らの人生観―長寿や富貴を追求する無意味さと、立身出世に翻弄される虚しさを吐露していた。曹雪芹は『紅楼夢』の中で一貫して荘子の世界を謳歌しようとしていたのである。, application/pdf}, pages = {91--109}, title = {〈研究ノート〉『紅楼夢』第六十三回所引 范成大「重九日行営寿蔵之地」にみられる荘子の死生観}, volume = {8}, year = {2017}, yomi = {オウ, チク} }