@article{oai:kindai.repo.nii.ac.jp:00019168, author = {江原, 裕基 and 松永, 和秀 and 内橋, 隆行 and 下出, 孟史 and 丸山, 克之 and 市川, 昌志 and 榎本, 明史 and 向井, 隆雄 and 川口, 美紅 and 瀧川, 友佳子 and 木下, 優子 and 東, 直矢 and 有馬, 秀二 and 濱田, 傑}, issue = {3-4}, journal = {近畿大学医学雑誌, Medical Journal of Kindai University}, month = {Dec}, note = {[抄録]慢性腎不全患者に発症した歯性の顔面頸部壊死性筋膜炎に対する1治療を経験した.患者は,27歳,女性.初診時,右側顎下部から左側頬部にかけて,連続した発赤をともなう著明な腫脹ならびに開口障害と正中の口腔底粘膜の著明な腫脹を認めた.初診時血液学的所見は,WBC 34030/μL,CRP 26.1 mg/dL と著明な炎症所見を示した.初診時画像所見では,パノラマX 線で両側下顎智歯周囲炎および左側上顎第一大臼歯の根尖性にX 線透過像を認め,CT 画像で両側顎下部,左側咬筋周囲,両側傍咽頭隙に著明なガスの貯留を認めた.歯性の両側顔面頸部ガス壊疽疑いの臨床診断で,即日,全身麻酔下で,口腔内外の切開・排膿術ならびに気管切開術を施行した.術中所見は,白色の多量の水性膿汁を認め,両側広頸筋に広範囲の筋膜壊死を認めた.術後の細菌同定結果で混合嫌気性菌が検出された.確定診断は歯性の両側顔面頸部壊死性筋膜炎(Type Ⅰ型)であった.術後抗菌薬投与と局所洗浄にて,炎症は顕著に改善し,術後13日目に再度全身麻酔下にて,原因歯の抜歯ならびに顎下部壊死組織のデブリードマンを施行した.術後経過は良好で,初回消炎手術から20日目に退院となった.自験例は,慢性腎不全が基礎疾患にある非常に重篤な歯性感染症であったが,医科・歯科の連携により適切な治療で救済し得た.基礎疾患を有する重篤な歯性の壊死性筋膜炎は,医科・歯科の綿密な連携の上での適切な治療が必要であることが示唆された.}, pages = {135--141}, title = {〈モーニングセミナーから〉慢性腎不全患者に発症した歯性の顔面頸部壊死性筋膜炎に対する1治療経験}, volume = {42}, year = {2017}, yomi = {エハラ, ヒロキ and マツナガ, カズヒデ and ウチハシ, タカユキ and シモイデ, タケシ and マルヤマ, カツユキ and イチカワ, マサシ and エノモト, アキフミ and ムカイ, タケオ and カワグチ, ミク and タキガワ, ユカコ and キノシタ, ユウコ and ヒガシ, ナオヤ and アリマ, シュウジ and ハマダ, スグル} }