@article{oai:kindai.repo.nii.ac.jp:00010464, author = {木村, 浩基 and 前川, 昌平 and 米倉, 竹夫 and 保木, 昌徳 and 朴, 雅美 and 森下, 祐次 and 八木, 誠 and 竹山, 宜典 and 奥野, 清隆}, issue = {3-4}, journal = {近畿大学医学雑誌, Medical Journal of Kinki University}, month = {Dec}, note = {[抄録]目的 : 一酸化窒素(NO)はendothelial nitric oxide synthase(eNOS)を触媒としてアルギニンからシトルリンとともに産生され, 微小循環保持に関与する. シトルリンはCitrulline-NO cycleを経由してNO産生に関わっている. 敗血症時には臓器潅流障害が惹起されているが, その機序は明らかではない. そこで敗血症モデルラットにおけるCitrulline-NO cycleの酵素発現を中心に, シトルリン補充療法の有用性を検討した. 方法 : 敗血症モデルとして盲腸結紮穿刺(Cecal ligation and puncture : CLP)ラットを用い, シトルリン(Cit群), アルギニン(Arg 群), アラニン(Ala群)を添加した維持輸液を行い, 実験 I では処置後5日間生存率を検討し, 実験IIでは処置後2日目の肝, 腎, 回腸でのシトルリン代謝関連酵素の発現および組織学的検討を行った. 【結果】実験 I : Cit群の生存率は他の2群に比して有意に高かった. 実験 II : 肝組織ではCit 群でeNOS のmRNA レベルが有意に高値を示し, アルギニノコハク酸シンターゼ(ASS)とアルギニノコハク酸リアーゼ(ASL)は増加傾向を示したが, 腎組織で3群に差はなかった. またCit 群では回腸組織におけるphospho-eNOS は強く発現し, 一方iNOS タンパク質合成やアポトーシスは抑制されていた. 結論 : CLP ラットモデルへのシトルリン投与は死亡率を低下させた. その一因として, Citrulline-NO cycleの酵素, 特にeNOS の活性化の関与が考えられた. 本研究の結果からシトルリンが敗血症の治療に有用であることが示唆された., application/pdf}, pages = {105--113}, title = {<原著>ラット敗血症モデルにおけるCitrulline-NO cycleとシトルリン補充療法の有用性の検討}, volume = {39}, year = {2014} }