@article{oai:kindai.repo.nii.ac.jp:00010440, author = {櫻本, 宏之 and 國吉, 一樹 and 松本, 長太 and 下村, 嘉一}, issue = {1-2}, journal = {近畿大学医学雑誌, Medical journal of Kinki University}, month = {Jun}, note = {[抄録] 本研究の目的は, 網膜の杆体と錐体の部位別の感度を測定するために, 市販の視野計を改造し, それを臨床応用しようとするものである. 対象は, 正常眼と網膜疾患(杆体1色覚, オカルト黄斑ジストロフィ, 急性帯状潜在性網膜外層症, 錐体ジストロフィ, 網膜色素変性, 糖尿病網膜症)であった. 方法は, 視力検査や眼底検査等の眼科一般検査に加えて, 蛍光眼底造影, 光干渉断層計, 全視野網膜電図, 多局所網膜電図の諸検査を行った. 一部の網膜疾患に対しては遺伝子解析を行った. 視野検査は, まず市販の自動視野計を改造して, 暗順応および明順応下の両方の条件で検査を行えるようにした. また, 視標に用いる色フィルターを波長500nm と波長650nm のものに交換して視野検査を行った. 検査はまず白色視標を用いて, つぎに色視標を用いて暗順応・明順応下の両方の条件で視野検査を行った. その結果, 正常眼,病眼ともに改造した自動視野計を用いて検査が可能であった. オカルト黄斑ジストロフィと急性帯状潜在性網膜外層症では, 白視標を用いた明順応下での視野検査では局所的な感度低下を認め, 色視標を用いた検査では同部位において錐体機能障害を示唆する結果が得られた. 結論として, 市販の自動視野計を改造することにより, 今まで困難であった杆体・錐体の網膜局所の感度測定を可能とした. 本検査は, 今後, 臨床の現場で応用できると考えられた., application/pdf}, pages = {49--68}, title = {〈原著〉杆体・錐体自動視野計の試作と臨床応用}, volume = {39}, year = {2014} }