@article{oai:kindai.repo.nii.ac.jp:00010370, author = {生駒, 直子 and 小畑, 孝四郎 and 天野, 陽子 and 大村, 元 and 三橋, 洋治 and 井上, 芳樹 and 太田, 善夫}, issue = {3-4}, journal = {近畿大学医学雑誌, Medical journal of Kinki University}, month = {Sep}, note = {[抄録] 子宮内膜症の発生機序として,移植説,化生説,胎生組織遺残説,血行性・リンパ行性転移説,機械的移植説,複合説など様々な説が提唱されているが,いまだ結論には至っていない.また,卵巣チョコレート囊胞の癌化が問題となっているものの骨盤子宮内膜症の癌化の報告はほとんどない.今回我々は卵巣チョコレート囊胞と骨盤子宮内膜症の発生機序ならびに癌化における生物学的特性の差異を調べる目的で骨盤腹膜子宮内膜症9例,卵巣チョコレート囊胞10例の手術摘出標本を用いて,病理組織学的にそれらの形態を詳細に検討するとともに,エストロゲンレセプター(ER),プロゲステロンレセプター(PR),中皮のマーカーであるcalretinin,中皮と扁平上皮以外の上皮に発現がみられるBer-EP4,ならびにHER2蛋白を免疫組織化学的に染色し,それらの発現状態を検討し,その発生過程ならびに発癌に関する生物学的特性の差異を調べた.その結果,骨盤腹膜子宮内膜症は移植説を支持する所見が認められ,卵巣チョコレート囊胞は卵巣表層上皮の化生により発生し,その化生の過程で卵巣チョコレート囊胞のみにHER2蛋白が発現され,腫瘍性性格を獲得したものと推測された., application/pdf}, pages = {173--179}, title = {〈原著〉子宮内膜症の発生に関する病理組織学的・免疫組織化学的検討}, volume = {37}, year = {2012} }