@article{oai:kindai.repo.nii.ac.jp:00010322, author = {香川, 祐毅 and 岡田, 真広 and 柳生, 行伸 and 熊野, 正士 and 石井, 一成 and 村上, 卓道}, issue = {1}, journal = {近畿大学医学雑誌, Medical journal of Kinki University}, month = {Mar}, note = {[抄録] 肝細胞癌の画像診断において,肝ダイナミックCTは必須の検査である.肝ダイナミックCT検査では,一般に造影前,動脈相,門脈相,平衡相を撮像することが多く,多血性肝細胞癌の診断のためには,動脈相の早期濃染をとらえることが最も重要である.本検討で我々は,多血性肝細胞癌患者25症例43結節に対して,64列マルチスライスCTを用いた高速多相撮像(volume helical shuttle;VHS)による肝ダイナミック撮像を行い,動脈相の最適なタイミングを調べた.撮像プロトコールは,ヨード系造影剤(600mgl/kg)を注入時間一定(30秒)で静脈内投与し,bolus tracking法を利用して造影剤が肝臓レベルの腹部大動脈に到達してから6秒後より,全肝を2秒撮像で,計12相(6往復)撮像した.得られた12相の動脈相画像の大動脈,門脈,肝実質,肝細胞癌にviewer画面上で関心領域を置き,time density curve(TDC)を作成した.造影剤到達から多血性肝細胞癌と肝実質のコントラストが最も高くなるタイミング,すなわち腫瘍/肝実質コントラスト(tumor-liver contrast;TLC)が最大となる時間とその最大値を計測した.結果であるが,TLCの最大値は35.6Hounsfield unit(HU)で大動脈への造影剤到達から約21秒後に認めた.多血性肝細胞癌を診断する際には,動脈相における早期濃染を最適な条件下で撮像することが重要であり,そのタイミングとして大動脈への造影剤到達後21秒で撮像するのが肝要と考えられた., application/pdf}, pages = {19--24}, title = {〈原著〉高速多相性CT撮像を用いた多血性肝細胞癌の最適な撮像時間の検討}, volume = {36}, year = {2011} }