@article{oai:kindai.repo.nii.ac.jp:00010321, author = {七部, 史}, issue = {1}, journal = {近畿大学医学雑誌, Medical journal of Kinki University}, month = {Mar}, note = {[抄録]緑内障診断には,視神経乳頭,網膜神経線維(RNF)の障害と対応した視野障害が必須である.Polar graphは,RNF走行モデルを用い,視野の各測定点の値を対応する乳頭周囲へ配置し,眼底所見との比較を容易にした新しい視野表現法である.本研究では,Polar graphの臨床的評価,共焦点レーザー検眼鏡(SLO)によるRNF走行解析,RNFの乳頭入射角度を元にした解析の精度や変動要因について検討した.まず,緑内障40眼を対象にPolar graphと立体眼底写真,光干渉断層計(OCT)との一致率を評価した.その結果,視野障害と眼底所見の完全一致率は,眼底写真で57.5%,OCTで45%であった. ついでSLOで得られた36眼のRNF走行画像と測定した盲点をもとに視野を合成し,RNFの乳頭入射角度を求めた.その結果,入射角度の個体差は約12度で,Polar graphのRNFモデルと最大20度の差を認めた.また近視眼と非近視眼では中心上方視野の入射角度に有意差を認めた. 最後にPolar graphとの入射角度の差が大きい乳頭黄斑線維について検討した.40眼の乳頭と中心窩が形成する角度,および固視点と盲点が形成する角度の相関を調べた.その結果,乳頭は中心窩より平均7.8度上方にあり,眼底と視野に強い相関を認めた. 本研究は,RNF走行を元にした視野解析手法の精度を向上させる基礎データになると期待される., application/pdf}, pages = {9--18}, title = {〈原著〉網膜神経線維走行モデルを用いた緑内障診断に関する研究}, volume = {36}, year = {2011} }