@article{oai:kindai.repo.nii.ac.jp:00010294, author = {工藤, 正幸 and 村上, 卓道 and 中内, 祥文 and 宮崎, 俊一 and 重吉, 康史}, issue = {3-4}, journal = {近畿大学医学雑誌, Medical journal of Kinki University}, month = {Dec}, note = {[抄録]近年,冠動脈病変の評価において,マルチスライスCT(MDCT)による心電図同期再構成法を用いた冠動脈の血管撮影の有用性が確立されてきている.冠動脈の走行状態や起始分岐異常分類に関する研究は多いが,起始位置の幾何学的な形態調査研究は少ない.本研究はMDCTによって得られた三次元画像を用い,邦人の冠動脈起始異常の発現率およびその分岐形態の幾何学的情報についての解剖学的調査研究である.分岐異常を有した症例は1,053例中,高位起始症例が0例,左前下行枝と左回旋枝が分離して起始する症例が8例(0.755%),右冠動脈が左冠尖から分岐する症例が6例(0.570%)の合計14例(1.330%)認められた.正常分岐症例の評価における冠動脈の分岐角度は,左冠動脈に比べ右冠動脈が有意に鈍角で,左右冠動脈間の分離角度は139.9°±17.3離れて分岐しており,男女間では有意差は無かった.Valsalva洞底部から冠動脈起始部までの距離は,左冠動脈(10.84±2.80mm)に比べ右冠動脈(11.94±3.05mm)の方が有意に高い位置で分岐し,男女間では左右冠動脈とも男性の方が高い位置で分岐していた.三次元画像による冠動脈の起始位置の形態評価で,冠動脈の起始の形態は個人差が大きいことが判明し,本邦におけるデータベースを構築できた.これは今後,冠動脈形成術施行時の術前評価や解剖教育などに貢献できる., application/pdf}, pages = {177--184}, title = {〈原著〉三次元CT画像を用いた冠動脈の起始異常および開口部起始位置の解剖学的調査}, volume = {35}, year = {2010} }