@article{oai:kindai.repo.nii.ac.jp:00010292, author = {永谷, 裕介 and 大島, 佳奈 and 東野, 英明}, issue = {3-4}, journal = {近畿大学医学雑誌, Medical journal of Kinki University}, month = {Dec}, note = {[抄録] 脳卒中易発症性高血圧自然発症ラット(SHRSP)の食塩負荷による腎障害に対してトロンボキサンA_2/プロスタグランジンH_2受容体(TPR)拮抗薬であるONO-8809の腎保護作用を検討した.6週齢の雄性SHRSP/Kpoを通常食群(n=9),高食塩群(2% NaCl,n=10),高食塩・薬物投与群(2% NaCl+0.6mg/kg/day ONO-8809,n=10)の3群に分け,8週間経口投与を行い,血圧および腎機能評価(組織学的,免疫組織学的検討)をおこなった.血圧は3群共に有意差が無かったが,通常食群に比べ高食塩群では腎機能の悪化,腎組織での糸球体の硬化,細動脈の増殖,壊死像や線維化が見られたが,薬物投与群でそれらは改善した.免疫組織学的検討では高食塩群で糸球体や尿細管間質,特に血管周囲にマクロファージの浸潤,MCP1,ニトロチロシンの発現がみられ,それをONO-8809は改善した.食塩負荷により血圧非依存性に炎症反応が起こり,TPRを介して腎障害をきたし,細動脈で炎症細胞の浸潤がみられたが,これらをTPR拮抗薬のONO-8809が改善した.したがって,食塩負荷SHRSPの腎臓では血圧非依存性にTXA_2を介した炎症が腎機能や腎組織の悪化に関与していたと推測でき,これをTPR拮抗薬が改善させた., application/pdf}, pages = {157--166}, title = {〈原著〉脳卒中易発症性高血圧自然発症ラット(SHRSP)の食塩負荷による腎障害に対するトロンボキサンA_2受容体拮抗薬の腎保護作用}, volume = {35}, year = {2010} }