@article{oai:kindai.repo.nii.ac.jp:00010286, author = {森下, 祐次 and 米倉, 竹夫 and 山内, 勝治 and 八木, 誠 and 塩﨑, 均 and 大柳, 治正}, issue = {2}, journal = {近畿大学医学雑誌, Medical journal of Kinki University}, month = {Jun}, note = {[抄録] 目的:短腸症候群では血漿シトルリンが低下する.中心静脈栄養から離脱できない短腸症候群では肝障害が進行し肝不全にいたる症例がある.そこでラット短腸モデルにシトルリン添加中心静脈栄養の有用性を検討した. 対象と方法:ラットを腸管の単純切離吻合を行った吻合群,80%腸切除を行った短腸群,シトルリン群,アラニン群の4群に分け中心静脈栄養を施行した.なおシトルリン群とアラニン群では各々を1g/kg/日となるよう中心静脈栄養に添加した.7日間施行後,体重の変化,血液生化学検査,血漿アミノ酸分析,肝組織のHE 染色・免疫染色,回腸絨毛高を比較検討した. 結果:肝機能検査はシトルリン群ではALT のみ他の3群と比べ低値を示した.体重変化と血中尿素値は短腸群では他の3群に比べ低値を示した.血漿シトルリンは吻合群では短腸群とアラニン群に比べ高く,またシトルリン群では吻合群も含め他の3群に比べ高値を示した.さらにシトルリン群ではオルニチンは短腸群に比べ,アルギニンは他の3群に比べ有意に高値を示した.またシトルリン群では短腸群よりも肝細胞の8-ヒドロキシグアノシン染色陽性率が低く,回腸絨毛高は高かった. 結論:中心静脈栄養にシトルリン添加することより短腸症候群によるシトルリンをはじめ尿素回路を構成するアミノ酸値が上昇し,さらに肝の酸化ストレスや腸管粘膜委縮も改善した., application/pdf}, pages = {83--90}, title = {〈原著〉ラット短腸症候群モデルにおけるシトルリン添加中心静脈栄養療法の有用性の検討}, volume = {35}, year = {2010} }