@article{oai:kindai.repo.nii.ac.jp:00010271, author = {釣谷, 充弘 and 島岡, 昌生 and 土井, 裕美 and 塩田, 充 and 星合, 昊}, issue = {2}, journal = {近畿大学医学雑誌, Medical journal of Kinki University}, month = {Jun}, note = {ヒトの妊娠初期子宮内膜においてエリスロポエチン情報がどの様な役割を担っているかを究明する目的で本研究を行った.自然流産に至った妊娠5週から10週の子宮脱落膜組織のエリスロポエチンとエリスロポエチン受容体mRNAの発現およびエリスロポエチン受容体蛋白の発現をそれぞれ定量RT-PCR法とWestern blottingにより測定した.脱落膜にはエリスロポエチンとエリスロポエチン受容体mRNAおよびエリスロポエチン受容体蛋白を認めた.さらに脱落膜組織におけるエリスロポエチン応答局所を抗エリスロポエチン受容体抗体を用いて免疫組織学的に検索した.検索した各週の脱落膜では脱落膜細胞,栄養膜細胞および血管内皮細胞と子宮腺上皮細胞が陽性反応を示した.これら陽性反応を示した細胞に,空胞変性を示す子宮腺上皮や合胞体栄養膜に無核部位を認めた.従ってエリスロポエチン情報は脱落膜の胎盤形成へと分化の過程で必要な情報と考えられる.自然流産に至る妊娠はエリスロポエチン情報量が低いことに起因するのかもしれない.3例中1例の7週脱落膜にエリスロポエチン受容体が発現していた発生停止の状態のヒト胚とその付属物を認めた.このことから,胚の生存と発生進展さらに卵黄嚢の機能にエリスロポエチン情報が必要と考えられる.結論として,エリスロポエチン情報は初期妊娠維持母体内環境と胚発生に必須の情報であると考えられる., application/pdf}, pages = {109--115}, title = {<原著>自然流産脱落膜組織のエリスロポエチン受容体発現に関する研究}, volume = {33}, year = {2008} }