@article{oai:kindai.repo.nii.ac.jp:00010230,
 author = {武本,  昌子 and 奥野,  清隆 and 塩﨑,  均},
 issue = {1},
 journal = {近畿大学医学雑誌, Medical journal of Kinki University},
 month = {Mar},
 note = {[抄録]大腸癌は比較的予後良好であり，その生命予後は原発巣よりも肝・肺等の遠隔転移で規定されることが多い.従って，大腸癌異時性遠隔転移の予測因子が同定され，異時性遠隔転移の発現前に適切な補助療法を加えることが可能になれば，生命予後の改善が期待できる.本研究では異時性肝・肺転移の予測因子同定を目的としてS状結腸癌・直腸癌の原発組織に対して遺伝子プロファイル解析を行った.これまでの我々の研究方法に改善を加え，より良質なRNAを抽出し，バイアスの少ないcDNA増幅を行い， DNAチップにはAffymetrix社製のGeneChip[○!R]を用いた.その結果，大腸癌の同時性転移群・非転移群間のdifferential expression analysisでは異時性転移群・非転移群間の同解析と比較して，有意水準・発現変動倍率ともに高い遺伝子がみられ，より遺伝子変異の蓄積が大きいことが示唆された.さらに，本研究結果と既報論文の比較から，異時性肝転移の予測因子となりうる17遺伝子を同定した.異時性肺転移を選択的に予測する候補遺伝子は抽出されなかった.しかし，同時性肝転移と同時性肺転移の遺伝子発現プロファイルには明確な相違があり，両者の病態が単なる転移経路の違いだけでなく，遺伝子学的に異なる発現パターンを示すものであることが示唆された., application/pdf},
 pages = {11--23},
 title = {〈原著〉大腸癌原発組織の遺伝子発現プロファイル解析による異時性肝・肺転移の予測},
 volume = {34},
 year = {2009}
}