@article{oai:kindai.repo.nii.ac.jp:00010210, author = {足立, 忠文 and 山崎, 勝己 and 久保田, 健稔 and 小川, 倫子 and 濱田, 傑}, issue = {2}, journal = {近畿大学医学雑誌, Medical journal of Kinki University}, month = {Jun}, note = {[抄録]我々は顎下型ガマ腫に対してOK-432局所注入療法を用い,単回投与後1年をかけて,緩徐に改善が見られた症例を経験した.患者は12歳男児,約半年前に自覚した右側顎下部無痛性腫脹の精査を求めて,当科に紹介された. 初診時,右側顎下部にびまん性腫脹を認め,同部に波動を触知した. 口腔内には特に所見を認めなかった.画像検査では, CTにて右側顎下隙に腫脹部位に一致した低信号領域を認め,同領域はMRI,T2強調像にて高信号強度を示した.血液検査では,特に所見を認めなかった.嚢胞の試験穿刺を行ったところ,黄色の極めて粘調な内容液を15m1吸引した.生化学検査にて,末梢血中アミラーゼが89IU/1であったのに対して,嚢胞内容液中アミラーゼが359IU/1と高値を示した.右側顎下型ガマ腫の診断下, OK-432局所注入療法を施行した.投与後1か月の時点では効果が不十分であったため,再度局所注入を行うことを勧めたが,患者家族の希望により経過観察を行った. その後腫脹は緩慢ではあるが縮小し, 1年後には,外見上腫脹はほぼ認めないまでに消失した. 現在も経過を観察しているが,再発の傾向は見られていない. 本症例がこのような経過をたどったことより,ガマ腫に対するOK-432局所注入療法による効果は長期間に渡って緩徐に得られる場合があることが示唆された., application/pdf}, pages = {143--147}, title = {〈症例〉OK-432局所注入療法により緩徐な治療経過を辿った顎下型ガマ腫の1例}, volume = {34}, year = {2009} }